【紀の川市小5殺害事件】被告が控訴

2017年04月03日 20時17分 ニュース, 事件・事故・裁判

おととし(2015年)2月、紀の川市で、当時小学5年生だった森田都史(もりた・とし)くん11歳が殺害された事件で、殺人などの罪に問われ先月(3月)和歌山地方裁判所で懲役16年の実刑判決を受けた中村桜洲(なかむら・おうしゅう)被告24歳が判決を不服として大阪高等裁判所に控訴したことがわかりました。

和歌山地方裁判所によりますと、中村被告は先月31日付で、自筆の控訴状を大阪高等裁判所に提出したということです。

先月28日に言い渡された判決によりますと中村被告はおととし2月5日、紀の川市後田(しれだ)の空き地で森田くんの胸などをナタのような刃物で刺して殺害しました。

和歌山地地裁の浅見健次郎(あさみ・けんじろう)裁判長は判決の中で、中村被告が事件当時、森田くんに襲われるかもしれないという被害妄想の影響で心神耗弱状態だったと認定する一方、「犯行後に証拠を隠滅しようとするなど妄想の影響は限定的で、同類の殺人事件の中でも極めて悪質な部類だ」と指摘しました。また、「公判の中で述べた反省の弁も心からなされたものとは到底言えず、人命を奪ったことの重大性をいまだに理解していないとみられる」と非難し、懲役25年の求刑に対し、懲役16年の判決を言い渡しました。

中村被告はこの判決を不服として先月31日、大阪高等裁判所に控訴しました。