子どもの不安を劇で伝える

2017年04月23日 18時00分 ニュース, 社会

白血病の治療を受ける子どもの気持ちをテーマにした人形劇の上演を、和歌山県を中心に活動する市民グループが続けています。

「オレンジキッズ」と名付けたグループは、和歌山大学教育学部で生涯や病気がある子どもの教育などを専攻していた学生らが中心となり2010年に上演を始めました。

劇のタイトルは「だいじょうぶ!マイちゃん」で、白血病の治療を経て久しぶりに登校したマイちゃんが、通院治療に伴う欠席がずる休みと思われるのではないかなど、多くの不安が頭をよぎりますが、同級生のナオミとケントが受け止め、2人の言葉にマイは少しずつ笑顔を見せる、というものです。

オレンジキッズでは、病気や障害がある同世代の子どもの不安を理解してほしいとの思いからおもに小学校で演じていています。数人から始まった活動には口コミで支援が広がり、20代から60代の男女およそ20人がボランティアで参加しています。劇では、主人公のマイがかつらを外す場面があり会場から笑いが起きることもあります。当初から活動を続ける小学校講師の大西優香(おおにし・ゆうか)さんは「違いを認め、理解し合える最初の一歩になれば」と話して、今後、発達障害をテーマにした人形劇も企画しているということです。