大石順教が描いた衣装を展示、九度山町の記念館

2017年04月23日 17時44分 ニュース, 社会

両腕を失いながら、口に筆をくわえて多くの書画を描き、障害者福祉にも尽力した尼僧、大石順教(おおいし・じゅんきょう)の特別企画展が、九度山町にある順教記念館で行われています。

企画展では、順教が絵柄を手掛けた芸術性の高い着物や帯、愛用した和服用コートなど17点が展示されています。衣装デザイナーの時広真吾(ときひろ・しんご)さんが順教の人生をイメージして作った着物も披露されています。特別企画展は来月(5月)21日まで開かれます。

大阪生まれの順教は、舞妓(まいこ)だった17歳の時、養父が起こした殺傷事件に巻き込まれ、両腕を切断することになり、その後、筆を口にくわえ書画の世界に入り、尼僧となります。九度山町は、障害者に慕われた順教の功績をたたえ、親交が深かった萱野家(かやのけ)の建物を記念館として整備し、2010年に開館しました。