4月の企業倒産状況

2017年05月09日 20時25分 ニュース, 社会, 経済

民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、先月(4月)和歌山県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は5件、負債総額は5億4800万円となり、4月としては過去10年間で件数は最も少なく、負債総額は4番目の少なさとなりました。負債総額が10億円台を下回ったのは13か月連続となっています。

地域別では田辺市が2件、和歌山市と岩出市、それに日高郡がそれぞれ1件でした。

倒産の原因はすべて販売不振によるもので、業種別では小売業とサービス業がそれぞれ2件、建設業が1件です。

東京商工リサーチ和歌山支店は今後の見通しについて「中小・零細企業が中心の不況型の小型倒産が主流で、大規模な金融緩和策が維持されていることなどで、今後も倒産件数や負債総額が急激に増加する可能性は低いと考える」と分析する一方で、「紀伊半島大水害の災害復興や紀の国わかやま国体の関連工事などが一巡し、建設業界を中心に厳しさが見られることに加えて、金融支援に甘んじて抜本的な企業体質の改善を先送りしてきた企業を中心に、倒産件数が増加する可能性も残している」と話しています。