有田市の女性会がみかんの花摘み出前授業(写真付)

2017年05月10日 20時28分 ニュース, 社会

「有田みかん」の花の香りを地元のPRに活用しようと取り組んでいる有田市の女性会が、きのう(9日)有田市の高校でみかんの花に触れる出前授業を行いました。

有田市で多く栽培されている温州みかん「有田みかん」は、毎年5月初旬から中旬にかけて直径2センチほどの白い花を咲かせますが、実をつける以前に成長を優先させる未発達の低木については、咲いた花を人工的に地面に落としてしまうのが一般的です。有田市の魅力を継承しようと活動している女性会、「わいがや娘の会」は、これまでにも、みかんの花びらを貼り付けて香りづけしたうちわをイベントで配布するなど、処分されてしまうみかんの花の香りを生かした取り組みを行っているほか、地元の学生との交流なども行っています。

きのう午後1時から、有田市の県立箕島(みのしま)高校の教室で行われた授業には、情報経営科の3年生の生徒25人と、「わいがや娘の会」のメンバー7人が参加しました。教室には、有田市新堂(しんどう)のみかん農家から温州みかんの花がついた枝2本分が運び込まれ、甘酸っぱい上品な香りが広がりました。生徒は、「わいがや娘の会」のメンバーからアドバイスを受けながら、みかんの枝から白い花を摘み取ったあと、花びらを一枚ずつ外して袋に集めていきました。

箕島高校3年の玉井梨々花(たまい・りりか)さん17歳は「いい匂いがします。捨てるのはもったいないので、地元の役に立つようなものになってほしい」と話していました。また、「わいがや娘の会」の田中典子(たなか・のりこ)会長は「地元名産のみかんの意外性を教材に、地域に目を向けるきっかけにしてほしい」と話していました。

「わいがや娘の会」ではみかんの花の香りを生かした商品の開発を目指していて、詳しいことは決まっていないものの、すでに協力を申し出ている企業があるということです。