湯浅などにも寄港の「菱垣廻船」東京着

2017年05月21日 11時17分 ニュース, 交通, 社会

江戸時代に、大阪から江戸にさまざまな生活物資を輸送した「菱垣廻船(ひがきかいせん)」の航跡、およそ700キロをたどるヨットが、きのう(20日)、18日間の船旅を終えて東京に到着し、出迎えた関係者が「お疲れさま。江戸にいらっしゃい」と歓声を上げました。

ヨットは全長12メートルのサザンクロス号で、きのう午後1時ごろに東京の晴海ふ頭に入港し、当時を再現しようと立ち寄った和歌山県の湯浅で積み込んだ醤油のたるなどが次々と陸揚げされました。

これは、大阪港の開港150年を記念したイベントで今月(5月)3日に大阪を出港、和歌山県内では湯浅港のほか、すさみ町の周参見港や串本町の大島港、那智勝浦町の浦神(うらがみ)港などに寄港、また、静岡県の下田港などでは、船乗りが天候の回復を待った「風待ち港」に立ち寄ったり、海の状態を見た「日和山(ひよりやま)」と呼ばれる小高い山に登るなどしました。

実行委員会事務局長の高見昌弘(たかみ・まさひろ)さんは「港には必ず日和山があり、そこで当時の船乗りと同じ風景を見たと思うと感慨深い。荒波に苦しんだが、港町で地元の人との交流が励みになった」と話しました。

サザンクロス号はきょう(21日)午後3時に、東京港を出港し、26日に和歌山県の串本港、27日には由良町の由良港と、港に立ち寄りながら、28日午後にも大阪に戻る予定です。