ベトナム前国家主席が来県

2017年05月29日 19時43分 ニュース, 政治, 経済

ベトナム社会主義共和国のチュオン・タン・サン前国家主席が、きょう(29日)和歌山県を訪問し、仁坂吉伸知事との懇談や、農業関連企業の視察を行いました。

今回の訪問は、ベトナムの農業農村開発省と和歌山県が、おととし(2015年)3月に「農水産業分野の相互協力に関する覚書」を締結していることから行われたものです。

チュオン・タン・サン前国家主席ら一行は、きょう午前10時に県庁知事室の仁坂知事を訪れ、懇談しました。

この中でサン前国家主席は、仁坂知事に農産業成長や栽培方法のノウハウ、ハイテク農業分野での協力を求めたのに対し、仁坂知事は「一緒に進めよう」と前向きに回答しました。

一方、仁坂知事は農作物の相互貿易で課題となっている検疫の体制について規制緩和に向けた働きかけを求め、サン前国家主席は「国内の状況を調査した上で、関係する機関に働きかけたい」と前向きな考えを示しました。

一行は、午後、有田川町(ありだがわちょう)の県・果樹試験場や、有田市(ありだし)のみかん加工業・早和果樹園(そうわかじゅえん)を相次いで視察したほか、夕方は和歌山市の紀州技研工業と雑賀(さいか)技術研究所も視察し情報交換を行いました。

一行は、あすは関空対岸の大阪府田尻町(たじりちょう)にある、東洋ライス リンクウ工場を訪れるほか、兵庫県や岡山県なども訪問し、来月(6月)2日に帰国する予定です。