研修中に英語通訳の功労、警察学校生が受賞(写真付)

2017年06月28日 20時05分 ニュース, 事件・事故・裁判, 交通

和歌山県警察学校の研修中に、交通事故の現場で外国人への事情聴取を通訳し、捜査に功労があったとして、きょう(28日)男性初任科生1人に警務部長賞が贈られました。

鳴海学校長から表彰状を受け取る西原巡査(右)

警務部長賞を受けたのは、ことし4月に県警察学校の短期課程に入学した初任科生の西原志起(にしはら・しき)巡査22歳です。きょう午前、和歌山市木ノ本(きのもと)にある県警察学校の学校長室で鳴海武則(なるみ・たけのり)学校長が西原巡査に表彰状を手渡しました。

西原巡査は、和歌山西警察署で実務研修中だった今月(6月)19日の午後10時ごろ、和歌山市内で発生した車と自転車の接触事故の現場に応援で駆け付け、自転車に乗っていたカザフスタン人留学生の21歳の女性から英語で、事故の状況やけがの有無、連絡先などを聞き取りました。

紀美野町出身の西原巡査は、親の勧めで小学生の頃から英会話に親しみ、奈良大学2回生の時にはオーストラリアで2か月間のホームステイを経験しました。人の役に立ちたいと警察官を志したという西原巡査は、「相手を不安にさせないよう、明るく、分かりやすい英語で対応しました。この経験を自信に、今後も語学を鍛えて県民から信頼される警察官になりたい」と話していました。

また、教養課の鳥前勇(とりまえ・いさむ)次席は「自分から手を挙げて通訳を買って出てくれ、功労があったことは喜ばしい。英語が話せる警察官が少ないのが現状で、訪日外国人が増えている近年、県警としても英語ができる、もしくは関心がある人材を求めています」と話していました。

県警察学校では、月に1回、英会話の授業を行っているほか、昨年度(2016年度)の採用から「語学枠」を設けるなどして語学に堪能な人材の確保に取り組んでいます。