ソマリアでコレラ救援へ 日赤和・医師の出発式(写真付)

2017年06月28日 20時08分 ニュース, 社会

感染症のコレラ対策のため、アフリカのソマリア共和国へ派遣される日赤和歌山医療センターの男性医師が、きょう(6/28)出発式で決意を語りました。

挨拶する古宮医師

派遣されるのは、日赤和歌山医療センター・国際感染症事業部副部長の古宮伸洋(こみや・のぶひろ)医師42歳で、国際赤十字社の求めに応じて、日本赤十字社から唯一の感染症対策の専門家として派遣されます。ソマリア共和国はアフリカ東部の国で、今年1月からコレラが流行していて、感染者は5万人、死亡者は780人を超えています。

古宮さんは、今回の派遣について、「医師として一番やってみたかった仕事です。コレラは、予防や治療が可能な病気で、これまでのトレーニングや勉強をいかしたい」と意気込みを話しました。古宮さんは、2014年にアフリカのリベリア共和国で、エボラ出血熱の感染拡大防止にあたった経験があり、「あの時は、患者が増えすぎて対応が追いつかない時期で、十分に貢献できた感じがしなかった」と話し、今回の派遣に強い意欲を示しました。

出発式の様子(日赤和歌山医療センター・エントランスで)

出発式には、およそ40人の職員が出席し、日赤和歌山医療センターの平岡眞寛(ひろおか・まさひろ)院長が、「コレラは、正しく治療すれば救えます。感染症対策のプロとして古宮さんの経験を活かせる機会なので、ぜひソマリアの窮状を打開してほしい。そして無事に帰ってきてほしい」と激励しました。

激励する平岡院長(右)

古宮さんは、ソマリア北部の、トゲーア州のブラオに、カナダとノルウェーの赤十字社が設立したコレラ治療センターで、患者の治療と、現地のソマリア人医師や看護師に感染症対策の指導を行うことになっていて、あさって(30日)成田空港からソマリアへ出発します。

日赤和歌山医療センターは、全国に5つある国際派遣拠点の一つで、1985年から行われている海外への人材派遣は、今回で延べ146人となります。