東京医療保健大学・和歌山看護学部開設が正式決定

2017年06月30日 21時45分 ニュース, 政治, 社会, 経済

和歌山市立雄湊(おのみなと)小学校の跡地などを活用した東京医療保健大学「和歌山看護学部」の開設が、きょう(30日)文部科学省に認可され、来年(2018年)4月の開設が正式に決まりました。

東京医療保健大学は東京都品川区(しながわく)に本拠を持つ、学校法人青葉学園(あおばがくえん)が2005年に設立した医療系の大学で、都内に4つのキャンパスがあります。

和歌山県と和歌山市、それに日赤和歌山医療センターは、地域医療を支える看護師の確保や若者の流出防止につなげようと、旧・雄湊小学校の校舎や和歌山赤十字看護専門学校の施設を活用して、あらたに「和歌山看護学部」としての開設を求めて誘致活動を行い、去年(2016年)5月、県と市、日赤、それに大学との間で協力協定を締結し、きょう、文部科学大臣から来年4月の学部開設が認可されました。

和歌山看護学部は、看護学の学士取得を目的とした4年制で、基礎を学ぶ1・2年生は雄湊小学校跡地に出来る「雄湊キャンパス」で、3・4年生は日赤和歌山医療センター内キャンパスで最先端の医療現場での実習を行います。

東京医療保健大学の田村哲夫(たむら・てつお)理事長は「これからの医療は地域包括ケアの発展が鍵となる。新しい看護職の人材が果たす役割は大きい」と意気込みを語っています。

和歌山県の仁坂吉伸知事は「県内での進学の選択肢を広げ、看護師の確保やまちなかに学生が増えることにつながる」と期待をよせています。

和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は「『まちなか3大学』の第1号として開設を大変嬉しく思う。学生には地域医療の担い手として活躍するとともに、和歌山市の催しなどにも参加して欲しい」話しています。

日赤和歌山医療センターの平岡眞寛(ひらおか・まさひろ)院長は「高度医療チームの一員として、実践力と知力を兼ね備えた看護師の育成に最適な学習環境を提供したい」と話しています。

大学では、今後7月から10月にかけての4回に渡って、進学ガイダンスを日赤和歌山医療センターで開き、入学希望者にPRする予定です。