105歳現役医師の日野原重明さん死去・和歌山でも「いのちの授業」(写真付)

2017年07月18日 19時22分 ニュース, 社会

「生きかた上手」などの著書で知られる現役の医師で、100歳を超えても和歌山県や全国各地を巡って「いのちの大切さ」を訴えてきた、聖路加(せいるか)国際病院名誉院長の日野原重明(ひのはら・しげあき)さんが、けさ早く(18日)呼吸不全のため亡くなりました。105歳でした。

104歳記念のフォーラムで講演する日野原重明さん(2015年9月4日・和歌山市民会館)

日野原さんは「成人病」に代わる「生活習慣病」の呼称を提案したほか、終末期医療の充実などにも尽力し、聖路加国際病院の院長などを歴任しました。

「いのちの授業」を行う日野原重明さん(2012年9月27日・和歌山市立雄湊小学校)

また、高齢者の新しい生き方を提唱しようと全国組織「新老人の会」を設立し、和歌山県にもたびたび講演に訪れたほか、戦争や「よど号」ハイジャック事件に巻き込まれた経験から、全国の子どもたちに命の尊さを教える「いのちの授業」を展開し、2012年9月27日には、和歌山市立雄湊(おのみなと)小学校でも授業を行いました。

105歳の記念フォーラムで講演する日野原重明さん(2016年11月23日・和歌山市民会館)

そして、日野原さんが105歳の誕生日を迎えた直後の去年(2016年)11月23日には、新老人の会和歌山支部主催のフォーラムに出席し「いのちの使い方」と題して講演しました。

著書の直筆サインを見せる有田幹雄さん(7月18日・和歌山市納定)

新老人の会和歌山支部の世話人代表で角谷(すみや)リハビリテーション病院院長の有田幹雄(ありた・みきお)さんは、生前の日野原さんについて「循環器の専門家で、脳梗塞や心筋梗塞を予防する上で血圧管理の重要性を常に訴えていました。新老人の会の取組みを知らない人がまだ沢山いて、我々医師や教育、行政、マスコミ、地域が一体となって広めることが、日野原さんの遺志を継ぐ上で重要です」と話しています。

日野原さんの葬儀・告別式は、病院葬として、今月29日の午後1時から、東京都港区南青山の青山葬儀所で営まれます。

喪主は、長男の明夫(あきお)さんです。