和歌山市が「イクボス宣言」、県内初(写真付)

2017年08月17日 20時01分 ニュース, 政治, 社会

仕事と私生活のバランスを考え、子育てをしやすい環境を推進する上司「イクボス」を養成する講座がきょう(17日)和歌山市役所で開かれ、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長らが受講して「イクボス」の推進を宣言しました。

「イクボス」は、部下のワークライフバランスやキャリアを考え、組織の業績についても結果を出すとともに、自らも私生活を楽しむ上司のことで、人口減少が課題の和歌山市は、「子育て環境日本一」を目指し、市職員が率先して「イクボス」となって働き方改革を進めようと、今回、はじめてこの講座を開きました。きょう、和歌山市の和歌山商工会議所で午前と午後の2回開かれた講座には、課長級以上の管理職員らあわせておよそ200人が参加しました。

講座では、「イクメン」や「イクボス」を推進するNPO法人ファザーリング・ジャパン・理事の川島高之(かわしま・たかゆき)氏が「働く女性や、家事や育児に関わる男性が増えた今の時代は、働く時間と場所に制約のある社員が多いことを理解した『イクボス』の存在が求められている。私生活が充実することで働く意欲が高まり、生産性の向上と利益の拡大に繋がる」と話しました。そして「ワークライフバランスは与えられるものではなく自ら取りにいくものなので、出来ない理由を挙げるのではなく出来る手段を考えてほしい」と強調しました。

講座のあと、尾花市長らは宣言書に署名して「イクボス」推進への決意を新たにし、3年後までに、和歌山市役所の男性職員の育児休業取得率を13%以上とする目標を掲げました。「イクボス宣言」は全国のおよそ200の自治体が行っていて、県内では和歌山市がはじめてです。