18年前の拳銃殺人事件、元幹部に懲役15年求刑

2017年09月12日 20時39分 ニュース, 事件・事故・裁判

18年前、新宮市で指定暴力団山口組系の元組長代行が射殺された事件で、殺人罪などに問われている同じ組の幹部だった男の裁判員裁判の論告求刑公判がきょう(12日)和歌山地方裁判所で開かれ、検察側は懲役15年を求刑しました。

起訴状などによりますと、指定暴力団山口組系の幹部だった愛知県碧南市の無職、上田英昭(うえだ・ひであき)被告56歳は、1999年9月29日の夜、新宮市の路上で、すでに殺人などの罪で実刑が確定している同じ組の男2人と共謀し、当時56歳の中林喜文(なかばやし・よしふみ)元組長代行の頭などを拳銃で撃って殺害したとされています。

裁判では、上田被告が指示役として殺害に関与したかどうかが争点となっていて、きょうの公判で検察側は、「組の面目をつぶされたことで殺害を計画し、実行役に指示した」とした上で、「被告が殺害に果たした役割は大きく、刑事責任は極めて重大。さらに、長期間にわたって逃亡し、反省の態度も全くない」と指摘し、懲役15年を求刑しました。

一方、弁護側は、「『被告の指示があった』と別の裁判で証言した実行役の話は信用できず、共謀を認定する証拠は不十分だ」と無罪を主張しました。

判決は今月(9月)22日に言い渡される予定です。