津波想定の大規模災害警備訓練(写真付)

2017年09月15日 19時28分 ニュース, 事件・事故・裁判, 防災

大規模な地震が発生し、間もなく津波が押し寄せるという想定で、警察署の代替指揮所の設置や、無線での通信、人命救助などの手順を確認する訓練がきょう(15日)、和歌山市で行われました。

代替指揮所を設置、無線で通信

きょう午前に行われた訓練には、県警の警備部や機動隊、和歌山北警察署の警察官などに加えて、一般社団法人「日本アマチュア無線連盟=JARL」和歌山県支部のメンバーらあわせておよそ40人が参加しました。訓練は、南海トラフを震源とする大規模な地震により、40分後に、和歌山市に津波が到達するという想定で行われました。

はじめに、津波で浸水する恐れがあることから和歌山北警察署の警察官が、高台にある和歌山市木ノ本(きのもと)の県・警察学校に電話回線やパソコンなどを運び込み、代替指揮所を設置しました。続いて、「道路が陥没して男性が乗った車が埋まっている」という情報が、現場に居合わせたJARLのメンバーから無線で寄せられ、指揮所から県警に応援を要請しました。

一方、和歌山市梅原(うめはら)の「サンヨーホームズ」の敷地に設けられた事故現場では、機動隊が、前方が道路に埋まった車のリアガラスを割って運転席の男性を救出し、近くの安全な場所からヘリコプターで吊り上げて病院へ搬送しました。

埋没した車から男性(人形)を救出

ヘリコプターで搬送

訓練のあと、県警・警備課の角口哲(かどぐち・さとし)課長補佐は「災害時は、警察だけでは知りえない一般からの情報を救出活動に役立てることが必要になってくる。今後も一般の団体と協力関係を築きながら、訓練を重ねていきたい」と話していました。

県警は、県内に650人の会員がいる日本アマチュア無線連盟・和歌山県支部と協定を結んでいて、携帯電話が繋がらない環境でも、無線を通して県警に情報を寄せてもらうことになっています。