18年前の射殺事件、元幹部に懲役14年実刑判決

2017年09月22日 19時52分 ニュース, 事件・事故・裁判

18年前、新宮市で指定暴力団山口組系の元組長代行の男性が射殺された事件で、殺人罪などに問われた同じ組の幹部だった男の裁判員裁判の判決公判がきょう(22日)開かれ、和歌山地方裁判所は懲役14年の実刑判決を言い渡しました。

判決によりますと、指定暴力団山口組系の幹部だった愛知県碧南(へきなん)市の無職、上田英昭(うえだ・ひであき)被告56歳は、1999年9月29日の夜、新宮市の路上で、すでに殺人などの罪で実刑が確定している実行役の男2人と共謀し、当時56歳の中林喜文(なかばやし・きふみ)元組長代行の頭などを拳銃で撃って殺害しました。

事件のあと上田被告は逃亡して指名手配され、およそ15年後の2014年7月に愛知県高浜市で逮捕されました。裁判で、弁護側は無罪を主張し、上田被告が指示役として殺害に関与したかどうかが争点となりました。

きょうの判決公判で和歌山地方裁判所の武田正(たけだ・ただし)裁判長はほかの男2人の供述調書などの信用性を認め「上田被告が拳銃を用意して殺害を指示した」と共謀を認定しました。その上で、「強固な意思に基づく計画的な犯行で、被告は犯行に不可欠な役割を担い同類の犯行の中では重い部類に当たる。また、長期にわたって逃亡し、反省の態度が全く見られない」と指摘し、懲役15年の求刑に対し懲役14年の実刑判決を言い渡しました。