神戸系幹部暴行死事件初公判・山口組系4人が共謀否認

2017年09月25日 21時00分 ニュース, 事件・事故・裁判

去年(2016年)10月、和歌山市の路上で、指定暴力団神戸山口組系の組幹部に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた、対立する指定暴力団山口組系の組幹部ら4人の裁判員裁判の初公判が、きょう(25日)和歌山地方裁判所で開かれ、4人は全員、起訴内容を一部否認しました。

起訴状などによりますと、指定暴力団山口組系「倉本組」の幹部組員、鈴木充(すずき・みつる)被告55歳ら8人は、去年10月9日未明、和歌山市内の路上で、口論になった神戸山口組系「紀州連合会」の松下功(まつした・いさお)会長当時50歳の頭を複数回蹴るなどして死亡させ、松下会長の知り合いの男性2人にも暴行を加えた、傷害致死などの罪に問われています。

きょうは、このうち、鈴木被告と高正憲(こう・まさのり)被告51歳、杉原聡志(すぎはら・さとし)被告54歳、竹原光徳(たけはら・みつのり)被告41歳の4人に対する裁判の初公判が行われ、4人は全員、共謀関係を否認しました。また、鈴木被告と竹原被告は暴行を認めたものの、死亡につながったかどうかについては争う姿勢を示しました。

裁判では、8人に共謀があったかどうかや、松下会長の死因が争点となっていて、検察側はきょうの初公判で「被告らの組が挑発されたことが原因で、8人には共謀の動機があった」と指摘しました。一方弁護側は「暴行を制止しようとした者もいて被告らの間で統制がとれておらず、事件は偶発的なもの。共謀があったとはいえない」と主張しました。

この裁判員裁判の論告求刑公判は来月(10月)4日に、判決公判は来月11日に、それぞれ行われる予定です。