古民家宿泊施設「千山庵」湯浅町の伝建地区にオープン(写真付)

2017年09月28日 20時47分 ニュース, 社会, 経済

古い街並みが魅力の湯浅町(ゆあさちょう)の伝建地区に、築150年の古民家を改装した、一日一組限定の貸切宿泊施設「千山庵(せんざんあん)」が完成し、きょう(28日)グランドオープンしました。

テープカットのもよう(9月28日・湯浅町湯浅)


これは、有田(ありだ)みかんなど地元の特産品の通販サイト「紀伊国屋文左衛門本舗(きのくにや・ぶんざえもんほんぽ)」を運営している湯浅町(ゆあさちょう)の株式会社「とち亀物産」が、湯浅町の公募で選定され、伝建地区の新しい滞在拠点にしようと、空き家となっていた江戸末期から明治初期にかけて建てられたとされる、築およそ150年の古民家を改装したものです。

ツインベッドの置かれた1階寝室

きょう午前、千山庵の前で行われたオープニングセレモニーには、湯浅町の上山章善(うえやま・あきよし)町長らが出席して、とち亀物産の上野真歳(うえの・まさとし)社長らとテープカットでオープンを祝福しました。

抱負を語るとち亀物産の上野社長

オレンジ色の紋付きで晴れの日を迎えた上野社長は「古民家の活用を成功させ、モデルケースとして湯浅を全国に発信したい」とあいさつしました。

また、上山町長は祝辞で「現在、立ち寄り型の観光客が中心だが、付加価値のある魅力的な宿泊施設が必要だった。千山庵が観光事業発展の拠点となるよう、湯浅町も心から期待する」と述べました。

2階部分の居間

千山庵は、格子窓(こうしまど)や天然の木材を使った梁(はり)など伝統を感じさせる外観と、無垢(むく)のフローリングのベッドルームや、高級旅館を思わせる石造りの浴室など贅沢な内装が調和しています。

屋号は、みかん船で知られる湯浅出身の豪商・紀伊国屋文左衛門の俳号「千山(せんざん)」に由来しています。

宿泊客は一日一組限定で、建物は丸ごと貸し切りとなっていて、千山庵のウェブサイトで施設の概要の確認や予約などが出来るようになっています。