和歌山初の柿の新品種「紀州てまり」誕生(写真付)

2017年10月24日 20時24分 ニュース, 政治, 経済

柿の生産量日本一を誇る和歌山県で初めてとなる柿の新しい品種「紀州てまり」が誕生し、きょう(24日)報道関係者らに披露されました。

「紀州てまり」をPRする仁坂知事(10月24日・和歌山県庁)

新品種の柿・紀州てまりは、和歌山県果樹試験場「かき・もも研究所」が、10月中旬以降も出荷できる競争力の高い柿を作ろうと開発したもので、皮の色が赤い「早秋(そうしゅう)」と食味の良い「太秋(たいしゅう)」の2つの品種を掛け合わせました。

紀州てまりは、果実の重さがおよそ400グラムと「富有柿(ふゆうがき)」を上回り、皮は赤みを帯びただいだい色、甘みの強さを示す糖度は富有柿と同じ17%程度で、みずみずしく食感も良いうえ、皮が黒く変色するような生理障害も殆ど発生せず、見た目も美しいのが特長です。

10月の中旬から下旬にかけても収穫できるほか、和歌山産主要品種の「刀根早生(とねわせ)」や「平核無柿(ひらたねなしがき)」のような渋抜きも不要です。

和歌山県の仁坂吉伸知事は、きょうの定例記者会見で「アメリカ向け輸出解禁を迎えたこともあり、今後、紀州てまりを全国や海外に向けて積極的にアピールしていく」と意気込みました。

開発に携わった「かき・もも研究所」主査研究員の熊本昌平さん

県では、2020年の秋から試験的に出荷し、2023年の秋には本格的に市場へ出荷したい考えです。