「あら川の桃」担い手養成研修、1期生3人が卒業(写真付)

2017年10月31日 19時56分 ニュース, 社会

紀の川市桃山町特産の「あら川の桃」の担い手を養成するJA紀の里の「あら川の桃部会トレーニングファーム研修」を1期生が修了し、きょう(31日)閉講式が開かれました。

(左から)伊藤さん、阪口さん、榎園さん

「あら川の桃」を生産する桃山町では高齢化が進んでいて、JA紀の里あら川の桃部会は、ブランドの担い手となる若い人材を育成しようと、おととし(2015年)から研修を始めました。

研修を修了した1期生は、いずれも紀の川市の榎園健一(えぞん・けんいち)さん26歳と、阪口幸司(さかぐち・こうじ)さん26歳、伊藤彰則(いとう・あきのり)さん25歳の3人です。3人はおととし11月からの2年間、地元の9人の農家で剪定(せんてい)や摘果、袋掛けや収穫など、桃づくりの工程を学びました。

そしてきょう午後、桃山町市場(いちば)のJA紀の里桃山支所で閉講式が開かれ、はじめに、JA紀の里「あら川の桃」部会の岩見豊(いわみ・ゆたか)部会長が「3人は真面目に取り組んでくれた。これからが大変だが頑張ってほしい」と激励し、指導にあたった生産者らも一人ひとりはなむけの言葉を送りました。

また、3人も感謝の言葉や今後の意気込みを語り、榎園さんは「迷惑もかけたが、熱心に教えて頂き卒業できた」阪口さんは「農家の方が温かく見守ってくれ、有意義な研修だった」伊藤さんは「あっという間の2年間で、これから不安もあるが楽しみなこともある」と話しました。このあと、JA紀の里と指導にあたった農家から3人に、草刈り機と脚立が贈られました。

3人は町内に、それぞれ広さおよそ50a(アール)の桃畑を持って来月(11月)から就農し、桃農家としての一歩を踏み出します。

JA紀の里によりますと、「あら川の桃」の生産者の平均年齢は70歳を超えていて、山間部を中心に耕作放棄地が増え生産量が減っているということで、ことし12月から2期目となる研修生を募集することにしています。