位牌文字彫刻の福形崇男さんに和歌山県名匠表彰(写真付)

2017年11月21日 19時28分 ニュース, 政治, 社会

今年度(2017年度)の和歌山県名匠表彰に、高野町(こうやちょう)の位牌(いはい)職人・福形崇男(ふくがた・たかお)さん69歳が選ばれ、きょう(21日)和歌山県庁の正庁(せいちょう)で仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から賞状が授与されました。

仁坂知事(右)から表彰される福形崇男さん(左)(11月21日・和歌山県庁正庁)

県・名匠表彰は、伝統工芸品や生活用品などをつくる高い技術を持ち、地域の文化の向上や発展に功績のあった人を県が表彰しているもので、1974年度から毎年行われています。

44回目となることしは、高野町の位牌職人で、手彫りによる文字の彫刻の技法を守っている、福形崇男さんが受賞しました。

記念撮影のもよう

福形さんは、24歳から位牌職人の父のもとで修行を重ね、高野町杖ヶ藪(つえがやぶ)地区で江戸時代から始められた位牌づくりの技術を習得しました。

最後の工程で戒名を彫り込む作業は、機械化が主流のいまは大変貴重なもので、半世紀近くにわたる経験から生み出される位牌は高野山内の寺院からも多数の依頼があり、現在は福形大日堂(ふくがただいにちどう)の2代目として、後継者の息子とともに伝統を守り続けています。

あいさつする福形さん

表彰式で、福形さんは「感謝の気持ちでいっぱいです。これからも一文字一文字、丁寧に真心を込め、手彫り文字彫刻にこだわり、次の世代にも技術を伝えたいです」と感謝の気持ちを述べました。