大江康弘元参議院議員が知事選出馬を表明(写真付)

2017年11月27日 19時00分 ニュース, 政治

来年秋(2018年)の任期満了に伴う和歌山県知事選挙に、元・参議院議員で自民党和歌山県連会長代行の大江康弘(おおえ・やすひろ)氏63歳が立候補する考えを表明しました。知事選挙の立候補表明は大江氏が初めてです。

知事選立候補を表明する大江康弘氏(11月27日・和歌山市・アバローム紀の国)

大江氏はきょう午後1時に和歌山市のホテル・アバローム紀の国で記者会見を開き「和歌山で生まれ育って63年、来年で政治家生活40年を迎えるにあたり、ふるさと和歌山での経験を活かした地方自治を行うことで恩返しをしたい」と述べました。

大江氏は田辺市出身で、1979年(昭和54年)に県議会議員に初当選後、副議長などを歴任し、2000年の和歌山県知事選挙に立候補し落選、翌2001年の参議院選挙の比例代表で初当選し、参議院国土交通委員長などを歴任して2期12年を務めました。

大江氏は仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事67歳の県政運営について「よくやっているとは思うが、政治家としての訓練が不足しているのではないか。仮谷知事・西口知事時代の『県庁一家』の雰囲気が消えてしまった」と述べ、県が10年間ごとに策定している長期総合計画を5年ごとに見直してスピード感を持たせることや、中央省庁との連携や国際交流を促進する一方で、県民に寄り添う仕事を進めるため、公務員や議員定数の削減を見直すこと、公共事業を指名競争入札に戻して地元企業の活性化と国土強靱化の促進をはかること、県庁機能の一部の紀の川筋・中紀・紀南への移転、災害対策として旧・南紀白浜空港跡地への自衛隊誘致などを主な政策に掲げました。

また大江氏は、きょうの記者会見に先立ち、自民党県連の吉井和視(よしい・かずみ)幹事長に公認申請を行ったことも明らかにし「公認が出ないという事態は全く考えていないし、あくまでも自民党の公認なり推薦なりを頂いて選挙に臨む。県民の思いを実現するため、きょうの記者会見を無駄にすることは無い」と話しました。

一方、現職で3期目の仁坂知事は、きょうの時点で4期目に向けた出馬表明をしていませんが、けさの定例記者会見で「私は伝統的な慣例を重んじる。もし出馬を決めたら、県議会で議員の質問に答える形で表明したい」と話すにとどめました。

その上で大江氏の出馬表明については「民主党の参議院議員だったころ、県内の高速道路整備が一時ストップした際、反旗を翻(ひるがえ)して離党したことを県として敬意を表さなければいけないし、我々の仲間だと思っていただけに『あれれ?』といった気持ちだが、信念を持って正々堂々と主張をすれば良いのではないか」と話しました。