タイワンザルとの交雑ザルの根絶を県が発表

2017年12月22日 18時19分 ニュース, 政治, 社会

環境省の特定外来生物に指定されている台湾原産のタイワンザルと在来種のニホンザルとの交雑(こうざつ)で生まれたサルの除去を行ってきた和歌山県は、最後に除去してから5年間、新たなサルが確認されなかったとして「交雑ザルの群れが根絶した」と発表しました。

県内では、和歌山市南東部と海南市(かいなんし)北東部にかけてのおよそ27平方キロメートルにわたる「大池(おいけ)地域」で、1959年(昭和34年)ごろから入り込んだタイワンザルがニホンザルと交雑し、1999年度(平成11年度)にはおよそ200頭の交雑ザルの生息が確認されました。

在来種の生態系を壊す恐れがあるとして、県では2002年度(平成14年度)から交雑ザルの捕獲と除去を行ったところ、2012年度(平成24年度)までに366頭を除去し、2012年4月、メス1頭を除去したのを最後に大池地域での生息は確認されていません。

これを受け、県は、今月(12月)開いた学識者による検討会の結果を基に判断し、きのう(21日)大池地域での交雑ザルの根絶を発表したものです。

県・自然環境室は「この5年間、新たなサルが確認されなかったため根絶できたと判断したが、大池地域の外にも生息場所が広がっている可能性があるので、今後も目撃情報などの情報収集は引き続き行っていく」と話しています。