卵の殻「針の先みたい」 阪神大震災当日に学ぶ(写真付)

2018年01月17日 20時02分 ニュース, 社会, 防災

子どもたちに、災害時の避難を体験してもらおうというイベントが、23年前に阪神大震災が発生したきょう(1/17)、和歌山市で開かれ、幼稚園児が、卵の殻の上を裸足で歩いたり、災害時に備えて大声を出して助けを呼ぶ体験などに取り組みました。

卵の殻の上を歩く幼稚園児(和歌山ビッグウェーブ・メインアリーナで)

これは、NPO法人・震災から命を守る会が、守る会の原点である阪神大震災が発生した1月17日にあわせて毎年、幼い子どもを対象に開いているもので、今年で7回目でした。

きょう午前9時半から、和歌山市手平の和歌山ビッグウェーブで開かれたイベントでは、和歌山市内の幼稚園や保育所に通うおよそ170人の子どもたちが、助けを呼ぶための大声を出したり、ガラスの破片に見立てて敷き詰めた卵の殻の上を歩き、裸足で避難する危険性を体感しました。

宮前幼稚園の年長組の子どもたちは、「歩き始めた時は、針が刺さったみたいに痛かった。ガラスを踏んだら血まみれになるので、靴をはいて逃げるようにする」と話していました。

体を丸めて身を守る態勢をつくる子どもたち

このほか、イベントでは、小学校で防災関連の出張授業を行っている和歌山大学防災教育チーム「SAZANKA(サザンカ)」が、県立医科大学の災害ボランティアサークル・「Wakayama Will(ワカヤマ・ウィル)」のメンバーとともに、二択のクイズで、災害時の非常持ち出し袋など大切なことを伝えていました。

二択のクイズで手を挙げる子どもたち

主催した「震災から命を守る会」の臼井康浩(うすい・やすひろ)理事長は、「実際に災害が発生すれば、老若男女、誰もが同じようにパニックになるので、他人の命を守るためにも、まず自分の命を守る、ということを、大人にも子どもにも徹底できるよう取り組んでいきたい」と話していました。