暴力団幹部暴行死事件・残る4人に懲役10年求刑

2018年01月25日 19時29分 ニュース, 事件・事故・裁判

おととし(2016年)の10月、和歌山市の繁華街で、対立する暴力団の会長だった男性を暴行して死亡させたなどとして、傷害致死などの罪に問われた暴力団幹部ら8人のうち、のこる4人に対する裁判員裁判の論告求刑公判が、きょう(25日)和歌山地方裁判所で開かれ、検察側は4人にそれぞれ懲役10年を求刑しました。

起訴状などによりますと、指定暴力団山口組系・倉本組(くらもとぐみ)の幹部で和歌山市の坂上浩二(さかがみ・こうじ)被告50歳ら4人は、すでに実刑判決が言い渡されたほかの幹部ら4人と共謀して、おととし10月9日の未明、和歌山市北ノ新地(きたのしんち)の路上で、対立する神戸山口組系・紀州連合会の松下功(まつした・いさお)会長・当時50歳と口論のすえ、顔を蹴るなどして死亡させました。

4人のうち1人は暴行を認めていますが、共謀については全員が否認していて、裁判の争点になっています。

きょうの公判で検察側は「被告らは松下会長を対立する暴力団組織の人間と認識し、暴力を振るう共通の動機があり、共謀が成立する」と主張して、4人にそれぞれ懲役10年を求刑しました。これに対して弁護側は「暴力を制止する者もいて、事件は偶発的に起こった」と共謀を否定しました。

判決は来月(2月)1日に言い渡されます。