医大・高齢者の身体活動向上の新アシスト技術研究へ(写真付)

2018年02月01日 19時23分 ニュース, 社会

和歌山県立医科大学をはじめとする関西の医療系大学は、入院中の高齢者の身体活動をアシストする新しいシステム開発の研究に取り組むことになりました。

田島教授の発表(1月31日・和歌山県立医大)

研究は、和歌山県立医大のほか、近畿大学、大阪医科大学、奈良医科大学が共同で行い、このなかで、責任者で和歌山県立医大・リハビリテーション医学講座の田島文博(たじま・ふみひろ)教授は、県立医大の恒例の入院患者の片足に小さな電極を貼り付け、筋肉の動きを筋電図のデータとして測定し、コンピュータに蓄積した測定データをもとに、身体活動を維持するための適切な運動量の算出を目指します。

期間はことし(2018年)1月から再来年(2020年)12月までの2年間で、疾患を問わず、100から200人の高齢者からデータを取得することにしています。

この研究は、先月(2017年10月)WHO・世界保健機関から承認され、予算は2年間で2千万円が支給されます。

田島教授は「寝たきりの人も全く体を動かさないままだと回復が遅れ、結果的に生活の質の向上を阻害する。WHOは病気や障害があっても身体活動ができ、社会参加や社会貢献に寄与できるためのリハビリの実現を2030年に設定している。入院患者のリハビリ治療を進める上で、研究がとても有用だ」と意義を話しています。