AIアプリで農作物の病害虫を無料診断、山東農園が開発(写真付)

2018年02月09日 20時16分 ニュース, 社会

和歌山市の農業会社が、AI・人工知能と無料通信アプリ・LINE(ライン)を融合し、写真を投稿するだけで農作物の病害の名前を診断できるシステム「アグリショット・柑橘版」を開発しました。

アプリの起動画面(山東農園提供)

システムを開発したのは、和歌山市で農園の運営や農薬の販売を手がけている「山東農園(さんどう・のうえん)」です。

スマートフォンで起動したLINEで「アグリショット」のアカウント(@xgs6962x)を「友達追加」し、タイムライン上に病害の被害に遭ったみかんなどの写真を投稿すれば、システムが可能性のある病気や害虫の名前を自動で判定し、5秒程度で返信してくれます。対象はみかんやレモンなどの柑橘類で、ダニやカメムシなど、およそ20種類の病害虫から判定します。

AIを農業に活用することに関心があった山東農園の硲田孝之(さこだ・たかゆき)社長が、去年(2017年)、知人のエンジニアに依頼しおよそ100万円で開発したもので先月(1月)10日から無料で配信しています。今後は、対象をほかの果物や野菜にも拡大したり、海外展開を視野に外国語への対応も検討しているということです。

硲田社長は「人手不足と高齢化が進み、病害の相談窓口が減っている。新規就農者や農業経験の浅い人はぜひ試してみてほしい」と話していました。山東農園ではこのほか、会社の公式アカウント(@hue2851c)から個別の相談にも応じています。