和歌山市、過去2番目1500億円の新年度予算案(写真付)

2018年02月16日 20時29分 ニュース, 政治

和歌山市は、きょう(16日)、「子育て・教育拠点の整備」や「観光地としての魅力の向上」に重点を置いた総額1500億円あまりの新年度・一般会計当初予算案を発表しました。

新年度予算を説明する尾花市長

予算額は、建設費用が増えたことで今年度(2017年度)より47億円、率にして3・3%増え、過去2番目に大きい規模となりました。歳入は、全体の半分近くを占める自主財源が固定資産税の減少などで前の年度より0・3%減り、歳出は、人件費や福祉関連費などの義務的な経費がやや減って57・4%、建設などの投資的経費が前の年度より3%近く増えて11・4%となりました。

主な事業では、2つの公立認定子ども園を整備する費用と4つの私立認定こども園の整備を支援する費用にあわせて15億3600万円あまり、和歌山市加太に建設中の「青少年国際交流センター」のオープンに12億6300万円あまりなどが計上されています。また防災減災対策として、紀の川など市内を流れる3つの川の「洪水ハザードマップ」を作成する費用と、大規模災害が発生した際に全国からの支援機関を受け入れる施設を建設するための設計費用にあわせて8100万円あまりが計上されています。

観光政策では、去年日本遺産に認定された 「和歌の浦」一帯の遊歩道や駐車場、観光拠点施設を整備するほか、雑賀崎と景観が似ているイタリアのアマルフィ市との交流や和歌山市加太の「コスモパーク加太」付近に多目的スポーツ公園を設置するための調査を進めます。また、和歌山城天守閣再建60周年事業として、記念イベントの開催や、同じく、創業60周年などの節目を迎える企業と連携したプロモーションも予定しているほか、城内の「扇の芝」や能舞台などの整備を進め、和歌山城の魅力向上を図ります。

さらに、南海和歌山市駅ビルの再開発や市民会館の移転、市内中心部に誘致した3つの大学と駐車場の整備、空き家対策など、まちなかの活性化と回遊性の向上に向けたこれまでの取り組みも加速させます。

和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長はきょうの記者会見で「これまでの取り組みにより見え始めた効果や成長を加速させる予算だ」と強調しました。この新年度予算案は今月(2月)23日に開会する和歌山市の2月定例議会に提案されます。