放火罪の初公判、起訴内容一部否認

2018年02月16日 20時23分 ニュース, 事件・事故・裁判

おととし9月、和歌山市で、駐車場の車や集合住宅の通路にあった箱に火をつけたとして現住建造物等放火などの罪に問われている愛知県の50歳の男に対する裁判員裁判の初公判がきょう(16日)和歌山地方裁判所で開かれ、被告は起訴内容を一部否認しました。

現住建造物等放火と器物損壊の罪に問われているのは、愛知県豊橋市の土木作業員、青木巧(あおき・たくみ)被告50歳です。起訴状によりますと、青木被告は、おととし(2016年)9月17日未明、和歌山市で、駐車場に停まっていた車や集合住宅の通路に置いてあった箱にライターで火をつけたとされています。

きょうの初公判で、青木被告は「火をつけたことは覚えているが、酒に酔っていて燃え移るとは分からなかった」と起訴内容を一部否認しました。

検察側は、「酔いの程度は大きくなく、燃え移る可能性を認識するとともに犯行の前後に合理的な行動をとっている」として「責任能力があった」と指摘した一方、弁護側は「酒に酔っていて一部の記憶がなく、火が燃え移るとの認識がなかった」と、責任能力の有無について争う姿勢を示しました。

この裁判員裁判の論告求刑公判は今月26日に、判決公判は来月5日に、それぞれ開かれます。