高校生による真国御田の舞 外国人の前で初奉納(写真付)

2018年02月23日 20時02分 ニュース, 社会

紀美野町の真国宮(まくにみや)に残る「真国(まくに)御田(おんた)の舞」が、高校生の手で復活して9年目となる奉納が、きのう(2/23)、地元の神社で行われ、外国から来た一行が、初めて見学しました。

主役の2人と稲を刈る3人の早乙女(手前には外国人の一行)

紀美野町の「真国御田の舞」は、紀美野町真国宮で600年の歴史を持つ伝統行事ですが、戦後すぐに途絶え、その後、小学校の児童が担い手となり、復活したものの、その小学校が廃校となり完全に途絶えていました。こうした中、小学校の跡地に開校した「りら創造芸術高校」の1期生が、地域からの依頼を受けて、当時、かろうじて残っていた体験者から舞を習い、2010年に復活させ、その後も、後輩たちが受け継いでいます。そして、ことしも旧暦の1月7日にあたるきょう、高校の近くにある真国丹生(にゅう)神社で披露されました。

暴れる牛に笑い声も・・・

ことしの奉納には、内閣府の事業で来日しているドイツ、オーストリア、ニュージーランドの青年ら13人が視察に訪れ、田植えから稲刈りまでの農作業をユーモアを交えて表現する「御田の舞」に見入っていました。

皆で記念撮影(真国丹生神社で)

一行の団長を務めるオーストリア人のクリスタ・ツォーバニッグさん60歳は、「伝統的な踊りや神事で、次の世代に伝えられていることもすばらしい。私たちのまちでは、こんなにかっこいい行事はないです」と驚いていました。

2人の主役のうち、りら創造芸術高校3年の東慎太朗(あずま・しんたろう)さんは、「海外の人の前でやるのは初めてでしたが、笑ってくれたりしていたので、皆さんに内容が伝わったと思います。後輩にも、地域との関わりを大切にして御田の舞を続けていってほしい」と話し、2年の樺澤(かばさわ)はなさんは、「緊張しましたが、やりきりました」と笑顔で話していました。

交流会の様子(りら創造高校で)

外国から訪れた一行は、このあと、りら創造芸術高校で、生徒や地域の人たちとの交流会にのぞみ、学校と地域の結びつきなどについて意見を交わしていました。