新宮市・新年度一般会計当初予算案160億円余り

2018年02月23日 23時05分 ニュース, 社会, 経済

新宮市は、きょう(2/23)、まちの魅力発信や子育てしやすい環境整備、それに安心できるまちづくりなどを柱とした総額160億円あまりの新年度(2018年度)一般会計当初予算案を発表しました。予算の規模は、前年度とほぼ同じの0・3%増となりました。

歳入は、台風21号災害で、税金の控除が増えることなどから、市税が3・3%減って29億5千万円余りとなるほか、去年、新庁舎が完成したため、来年度は基金の繰り入れが半分近くに減りますが、一方で、仮庁舎やサッカー場の整備など大型の事業にかかる経費として、国からの補助率が高い、過疎対策事業債などが充てられるため、市債が26・3%増えます。このため、自主財源の比率は、3割を大きく割り込んで25・9%となります。

歳出は、退職手当の増加で人件費が4・1%増えるなどしましたが、クリーンセンター建設のための借入金の償還が終わったことから公債費が9%近く減り、義務的経費全体では、0・3%の減少となった一方、投資的経費は、2・8%の増加となりました。

主な事業は、市役所の移転にあたって利用していた仮庁舎を再利用するため、耐震改修などを行う予算として1億6千万円、やたがらすサッカー場の人工芝を張り替える事業に1億7千万円余り、大正時代に西村伊作(にしむら・いさく)の設計で建設された旧チャップマン邸の整備事業に9千万円、生後3か月から1歳になるまでの10ヶ月間、第2子以降の子どもの育児を在宅で行う世帯を支援するための予算として1400万円余りが計上されています。

また、災害対策としては、大規模災害時に中核となる避難所に井戸を整備するための予算として370万円余り、津波の一時避難場所となっている王子小学校へ向かう避難路を拡幅する整備事業に6500万円余り、あけぼの橋の補強補修工事に8300万円余りなどとなっています。

新宮市の田岡実千年(たおか・みちとし)市長は、きょうの記者会見で、「来年度は、『人とまちが耀き、未来へつなぐまち新宮市』の実現に向けて第2次新宮市総合計画がスタートする非常に重要な年度。市民の皆さんに、暮らしやすいまちを実感してもらえるような予算編成にした」と話しました。

新宮市の新年度予算案は、今月(2月)27日に開会する3月定例市議会に提案されます。