熊野古道とサンティアゴ巡礼道、両方巡礼者1000人突破(写真付)

2018年02月25日 17時22分 ニュース, 政治, 経済

ともに世界遺産の巡礼路で姉妹道の「熊野古道」と「サンティアゴ巡礼の道」の両方を巡礼した人が1000人を突破しました。

千人めの巡礼者、スティーブン・バグノさん(右)(熊野本宮大社/田辺市提供)

田辺市とスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ市は、世界遺産に登録されている互いの巡礼路の文化を世界に発信するため、観光交流協定を結び、その一環として、3年前に「共通巡礼手帳」というスタンプ帳をつくりました。そして、両方の道を訪れた人には「二つの道の巡礼者」として、記念のピンバッジと、熊野本宮大社が発行する「共通巡礼達成証明書」が贈られ、インターネットでも公開されます。

田辺市によりますと、日本のほか、オーストラリアやアメリカ、スペインなど多くの巡礼者が訪れ、2年あまり経った去年(2017年)3月に500人、そして、今月(2月)21日に1000人が「二つの道の巡礼者」に登録されました。

1000人目となったのは、アメリカ・アラスカ州から熊野古道を訪れたフリーライターの男性、スティーブン・バグノさん38歳で、2005年と2008年にサンティアゴの道を、今月20日と21日に熊野古道・中辺路(なかへち)をそれぞれ巡礼しました。

熊野本宮大社に参拝するバグノさん(田辺市提供)

バグノさんは「とても嬉しくエキサイティング。このような交流事業は巡礼者が楽しめて、観光のマーケティング戦略としても良いと思います。熊野の森の静けさのなかで自分自身を見つめ直す、まさに巡礼の旅となりました」と語りました。

田辺市の真砂充敏(まなご・みつとし)市長は「これを機に、世界中のより多くの人たちへ2つの道の絆を発信し、双方の持続的な経済発展につながって欲しい」と述べたほか、サンティアゴ・デ・コンポステーラ市のマルティーニョ・ノリエガ・サンチェス市長も「東西2つの世界をつなぐ、このエキサイティングでスピリチュアルな取り組みを継続するよう、今後も大きな努力をしていく」と話しています。