放火罪の男に懲役8年求刑

2018年02月26日 20時09分 ニュース, 事件・事故・裁判

おととし9月、和歌山市で、駐車場の車や集合住宅の通路にあった箱に火をつけたとして現住建造物等放火などの罪に問われている愛知県の50歳の男に対する裁判員裁判の論告求刑公判がきょう(26日)和歌山地方裁判所で開かれ、検察側は懲役8年を求刑しました。

現住建造物等放火と器物損壊の罪に問われているのは、愛知県豊橋市の土木作業員、青木巧(あおき・たくみ)被告50歳です。起訴状によりますと、青木被告は、おととし(2016年)9月17日未明、和歌山市で、駐車場に停まっていた車や集合住宅の通路に置いてあった箱にライターで火をつけたとされています。

青木被告は初公判で「酒に酔っていて燃え移るとは分からなかった」と起訴内容を一部否認していて、裁判では、犯行当時の責任能力や故意の有無が争点となっています。

きょうの公判で検察側は、「犯行の前後に合理的な行動をとっていることから完全責任能力があり、建物に燃え移る可能性を当然認識していた」と指摘した上で、「無差別に火を放った犯行は極めて悪質。放火の常習性があり、再犯のおそれがある」として、懲役8年を求刑しました。一方、弁護側は「飲酒の影響で、火が燃え移るとの認識がなく、完全な責任能力は問えない」として情状酌量を求めました。

判決は来月(3月)5日に言い渡されます。