和市観光協会事務局長、うその出資話で解任、市は刑事告発を検討(写真付)

2018年03月14日 19時56分 ニュース, 事件・事故・裁判, 政治, 社会

和歌山市観光協会に民間企業から出向し事務局長を務めていた50歳代の男性職員が、うその出資話でほかの協会職員に現金を振り込ませたとして事務局長を解任されていたことが分かりました。

これは、きょう開かれた和歌山市議会の経済文教委員会で和歌山市が報告したもので、市は男性への刑事告発を検討しています。

和歌山市議会・経済文教委員会で

今月9日付で事務局長を解任されたのは、JTB西日本から市観光協会に出向していた54歳の男性です。

和歌山市観光協会は、民間のノウハウを取り入れるためおととし(2016年)から民間企業からの職員の出向を受け入れていて、男性は去年(2017年)4月から協会の事務局長を務めていました。

報告によりますと、男性は去年9月から10月にかけて、JTBグループの社員だけが入会できる資産運用制度を、社外の人も利用できるかのように協会内でチラシを回覧しました。チラシを見て出資を決めた協会の職員2人に対し男性は、現金あわせて150万円を自らの父親の口座に振り込ませました。職員が、JTBに制度について問い合わせて不正が発覚したもので、JTBは「就業規則に違反する」として、今月7日、協会に対し男性の派遣を終了することを申し入れました。

委員からの求めできょうの委員会に出席した市観光協会の会長を務める尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、「管理監督が不十分で今回のような事案が発生したことを重く受け止めている。組織の見直しを図り再発防止に努めるとともに、JTBに強く抗議して協議したい」と述べました。

委員会で答弁する尾花市長(中央)

男性はすでに社内で出勤停止処分を受けているということで、JTB西日本広報室は取材に対し「関係者に多大なご迷惑をおかけし誠に遺憾。社員教育を徹底し再発防止に努めたい」と話し、近く振り込まれた現金を返金するとしています。