和歌山市、消防団活動に功績の学生を初認証(写真付)

2018年03月16日 19時54分 ニュース, 社会

和歌山市は、消防団員として積極的に活動した学生を認証して就職活動を支援する取り組みを始め、きょう(16日)認証状の交付式が行われました。

尾花市長から認証状を受け取る平松さん(右)

和歌山市が今月から導入したのは、市内の消防団で積極的に活動した市内在住の学生を認証する制度で、認証を受けた学生は公的な証明書を企業などに提出して自己PRに活用することができます。今回は活動の実績が評価された大学生や大学を卒業して間もない20歳から23歳の男女4人がはじめて認証されることになりました。

きょうはこのうち、和歌山大学システム工学部2年の平松加奈子(ひらまつ・かなこ)さん20歳が和歌山市役所の市長室を訪れ、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長から認証状の交付を受けました。地方創生に向けて大学との連携や若者の社会参加を推進する尾花市長は「学生に活動してもらえるのは心強い。この経験を就職や人生に生かしてほしい」とエールを送りました。

平松さんは、消防分団長を務めている父親からの勧めで、おととし(2016年)5月に和歌山市大新地区の消防分団に入団し、講習や訓練に参加して救命措置やホースの構え方を学んだほか、年頭の消防出初式でスタッフを務めたり火災予防を呼びかける広報活動に参加したりしました。平松さんは「学校ではできない経験で、命の大切さや災害時の対応について真剣に考えるとともに地元とのつながりができました。これからも活動を続けながら周りの人にも参加を呼びかけたい」と話していました。

この取り組みは、紀の川市も去年秋から導入していますが、実際に認証するのは今回がはじめてです。和歌山市消防局によりますと、県内では現在、42分団の1700人あまりが活動していますが、団員の高齢化や人数の減少が課題となっています。