和歌山県産業技術戦略会議(写真付)

2018年03月20日 19時34分 ニュース, 政治, 経済

産学官のトップが和歌山県の産業や技術の今後について話し合う、今年度(2017年度)の和歌山県産業技術戦略会議が、きょう(20日)午後、和歌山市のホテル・アバローム紀の国で開かれました。

きょうの会議のもよう(3月20日・和歌山市・アバローム紀の国)

この会議は県の条例に基づき設置され、新しい産業技術の創出や振興を通じて、和歌山県の経済発展の方向性を話し合うものです。

きょうの会議には、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事や、和歌山大学の瀧寛和(たき・ひろかず)学長、県・工業技術センターの和坂貞雄(わさか・さだお)所長のほか、産業技術総合研究所の請川孝治(うけがわ・こうじ)名誉リサーチャーや、島精機製作所の島正博(しま・まさひろ)会長、中野BC株式会社の中野幸生(なかの・ゆきお)会長ら、委員19人のうち11人が出席しました。

会議では、県から第二次産業技術基本計画の状況などが説明されたのに続いて、委員が今後の方向性などについて意見を交換しました。

この中で、かつて県・工業技術センター所長を務めた産総研の請川名誉リサーチャーは「和歌山大学や産総研などの研究機関の技術をもっと県内の企業が応用できるよう、工業技術センターの認知度を上げなければならない」と提言しました。

和歌山大学教育学部の山口真範(やまぐち・まさのり)准教授とともに、梅酢(うめす)と魚の頭を原料にした抗ウイルス剤の開発を研究している中野BCの中野会長は「和歌山大学にも農学部があると、食と健康の研究がよりスムーズにできるのでは」と述べたのに対し、和歌山大学の瀧学長は「食農分野ではシステム工学部にも優れた教員がいるので、これらの力を結集できる仕組みを作っている」と答え、優れた研究への学内助成の促進や、県・工業技術センターなどとの連携強化に努める考えを示しました。