和歌山市、加太活性化へ東大生産技術研究所と協定(写真付)

2018年03月23日 19時43分 ニュース, 社会

和歌山市は、歴史的な街並みが残る加太地区の活性化に向けて協力するためきょう(23日)東京大学・生産技術研究所と協定を結びました。

(左から)川添准教授、藤井所長、尾花市長、青木特任助教

きょう午前、和歌山市役所の市長室で協定の締結式が行われ、東京大学生産技術研究所の藤井輝夫(ふじい・てるお)所長と和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が協定書にサインしました。

生産技術研究所の川添善行(かわぞえ・よしゆき)准教授の研究室は、3年前から和歌山市の加太地区を題材に地域活性化に向けたまちづくりの研究を行っていて、学生らが年に数回、加太を訪れて調査や勉強会などを重ねてきました。今回の協定を受けて研究所はさらに地域に根差した研究を進めるため、加太中心部の集落に「加太分室・地域ラボ」を設置し研究室の特任助教が常駐することになりました。

「地域ラボ」は、築およそ100年の古民家を和歌山市の助成を受けてリノベーションしことし6月末をめどにオープンする予定で、ここを拠点にフィールドワークやシンポジウム、学校での出前授業などに取り組み、地域課題の発見と解決を目指すほか、地域の魅力の発信も行うということです。

尾花市長は「加太は景観や食などの資源に恵まれながら高齢化や人口減少が進み振興に結び付いていないのが現状。まちづくりのモデルを目指したい」と歓迎しました。また、藤井所長は「地域に根差した取り組みで現場の課題を解決し、双方にプラスになる活動にしていきたい」と話していました。

和歌山市は今後、イベントの開催などでも協力するということです。