薬物乱用防止でりら高校に感謝状(写真付)

2018年03月28日 19時22分 ニュース, 社会

薬物の乱用防止をテーマにした演劇をつくり披露した紀美野町のりら創造芸術高校に、おととい(3/26)、厚生労働省から感謝状が贈られました。

りら創造芸術高校では、舞台の制作など芸術活動を授業に取り込んでいて、2014年に県内9か所で危険ドラッグを題材とした演劇を公演したほか、去年11月には、和歌山市の県民文化会館で行われた薬物乱用防止の大会で、高校生が薬物の使用に巻き込まれる演劇を披露しました。

今回の感謝状贈呈は、こうした活動を高く評価した厚生労働省・近畿厚生局・麻薬取締部長が贈ったものです。

おとといの感謝状贈呈式には、去年、公演したりら創造芸術高校の生徒11人のうち、1年生の4人が、学校関係者とともに出席し、吉村寧花(よしむら・しずか)さんが、松本達朗(まつもと・たつろう)部長から感謝状を受け取りました。

贈呈式で挨拶した松本部長は、「皆さんの姿がリアルで、思わず劇中に引き込まれるほど感動しました。現在、日本では毎年およそ1万3千人が薬物犯罪で検挙されています。取り締まりだけで根絶することはできないので、今回の演劇のように、薬物から身を守るために何が必要かを考えてもらえる機会を作るために、今後も力をお貸しください」と話しました。

受賞したりら高校の生徒ら(中央は山上範子校長)

りら創造芸術高校1年の中村巴菜(なかむら・はな)さんと土井口蒔音(どいぐち・しおん)さん、それに内藤惟基(ないとう・ゆいき)さんの3人は、「演劇をさせてもらった上に感謝状をもらえてうれしい。薬物のことを勉強する中で、女子高生が、海外へ行った時や彼氏から、薬物を勧められて巻き込まれることを知り、自分たちにも降りかかるかもしれないことを学びました。私たちの演劇を収めたDVDを作ってくれたので、これを見て、薬物は危なくて身近にあることを知ってもらいたい」と話していました。

DVDのパッケージ

和歌山県は、りら創造芸術高校による薬物乱用防止の演劇を含む去年の大会の模様を収めたDVDを製作していて、4月以降、47都道府県に1枚ずつ配布するほか、県内の保健所や県庁の薬務課に数枚ずつ配置し、希望する中学校や高校などに貸し出すことにしています。