和県内で特殊詐欺相次ぐ 息子本人に電話確認を

2018年04月03日 19時14分 ニュース, 事件・事故・裁判

息子をかたった男からの電話に応対した和歌山市に住む70歳代の男性が700万円を、和歌山市内の70歳代の女性が300万円を、それぞれだましとられていたことがわかりました。和歌山県内では、特殊詐欺の被害が相次いでいて、警察は、息子や孫を名乗る人物から連絡があった場合には、必ず、自分が把握している電話番号に直接電話して確認するよう呼びかけています。

和歌山東警察署によりますと、先月29日の午前中に、息子を名乗る男から「仮想通貨を一緒に購入した銀行員の友人が、銀行から横領した金を使っていたので、穏便に済ますため、400万円を東京のJR品川駅に持って来てほしい」という電話があり、その際、「横領したのがばれるので、元の電話番号ではなく、いまかけている番号に電話してほしい」と言われました。

男性が品川駅に到着すると、新たな指示があり、午後5時頃、品川区内の駐車場で、息子の代理を名乗る男に400万円を手渡しました。さらに翌日の先月30日にも電話があり、300万円を京都まで持ってくるよう指示がありました。男性は、指示されたJR向日町駅まで出向き、さらに近くの公園まで誘導されて午後4時半頃、現れた男に300万円を渡しました。その後、息子を名乗る男が「金を受け取ったので、そちらに行く」と言ったにもかかわらず、一向に現れないため、男性が、本来の息子の携帯電話に連絡したところ、だまされたことに気づきました。

一方、和歌山北警察署によりますと、きのうの午前11時頃、和歌山市に住む70歳代の女性の自宅に息子を名乗る男から「友人に勧められてビットコインに手を出し、1000万円を損した」という電話があり、金を貸してほしいと頼まれたため、女性は、「300万円なら用意できる」と答え、指示されるまま、タクシーと電車で神奈川県小田原市のJR早川駅まで向かい、近くの駐車場で、弁護士を名乗る男に300万円を渡しました。

女性は、小田原市へ到着するまでに、男からあわせて4回の指示を受けていて、この間、娘に電話して同行を求めるなどしていました。女性が300万円を渡した後、息子に確認した娘から連絡があり、だまされたことがわかりました。

このところ、特殊詐欺の被害が相次いでいて、警察は、息子や孫を名乗る人物から、お金に絡むトラブルに巻き込まれたという連絡があった場合には、必ず自分が把握している息子や孫の携帯電話などに直接電話して確認するよう呼びかけています。

また、2つの手口では、いずれも金の無心をする電話の前日に、息子を名乗る男から「相談したいことがあるので、あす家に帰る」という電話がかかっていて、警察は、相手をだませるかどうか、感触をみるために電話をかけているのではないかと分析しています。