和歌山市9地区の水道で濁り水、8万2千人に影響(写真付)

2018年05月29日 20時40分 ニュース, 社会

昨夜からきょう(29日)にかけて和歌山市の一部の地域で水道の水が濁り、およそ3万5000世帯、あわせて8万2000人に影響が出ています。

和歌山市は当初、きょう中の復旧を目指すとしていましたが、あす(30日)朝以降にずれ込む見通しとなっています。今のところ、健康被害などは報告されていませんが、水道水が茶色や緑色に濁っていて、和歌山市は「人体への影響はないが、大量に摂取しないでほしい」と呼びかけています。

和歌山市水道局が謝罪

これを受けて、きょう午前11時半から、和歌山市水道局水道工務部の滝本守(たきもと・まもる)部長らが記者会見し、市民への情報伝達が遅くなったことなどを謝罪するとともに、経緯を説明しました。

和歌山市によりますと、水道が濁っている地区は高松、宮前、三田、今福、安原、雑賀、雑賀崎、和歌浦、名草のあわせて9つの地区で、およそ3万5000世帯、あわせて8万2000人に影響が出ているということです。

原因は、きのう午前10時半ごろ、地区の水系に繋がる「加納浄水場」から「秋葉山配水池」へ水を送る際、委託業者が流入弁の遠隔操作を誤って通常より多くの水を入れたことで配水池内の堆積物が巻き上がったためで、濁った水道水はこの数時間後に各家庭に届きました。この濁りは、配管の錆や塗装、配水池の劣化物によるもので、今のところ、健康被害などは報告されておらず、人体への影響はないということですが、和歌山市は「大量に摂取しないでほしい」と呼びかけています。

この影響で、地区内にある8つの小学校ではきょうの給食を中止したほか、県立医科大学附属病院など、地区内にある5つの病院を中心に市外からの応援も含めて30台あまりの給水車が出て対応しています。

和歌山市は当初、きょう中の復旧を目指すとしていましたが、あす朝以降にずれ込む見通しとなっています。また和歌山市は、ホームページ上で濁りの発生を伝えていますが、安全性については触れておらず、市には、きのう午後6時すぎから300件以上の苦情が寄せられています。

濁り水に関する問い合わせは、和歌山市企業局の維持管理課(電話・073‐435‐1131)と企業総務課(電話・073‐435‐1124)で応じています。