海難救助で死亡の男性らを表彰(写真付)

2018年06月04日 19時04分 ニュース, 事件・事故・裁判

去年(2017年)11月、和歌山市加太沖の海で、船から転落した男性の救助活動をした直後に死亡した、当時74歳の和歌山市六十谷の寒川健一(さむかわ けんいち)さんに最高賞の海上保安庁長官賞が贈られ、一緒に救助にあたった和歌山市栄の木村和也さん51歳に第五管区海上保安本部長表彰が贈られ、きょう(4日)それぞれに表彰状が伝達されました。

福山部長から表彰の伝達を受ける(手前から)寒川悦子さんと木村和也さん

去年11月6日の午後3時半すぎ、和歌山市加太沖で、釣りをしていた57歳の男性が救命胴衣をつけずに誤って海に転落した事故で、近くを船で通りかかった寒川さんが、男性が沈まないよう船の上からおよそ10分間男性の手を握り続け、寒川さんの無線連絡で木村さんも駆けつけて救助、男性は命に別状はありませんでした。しかし寒川さんは救助直後に倒れ、心筋梗塞のため搬送先の病院で亡くなりました。

きょう、和歌山市の和歌山港湾合同庁舎で行われた表彰の伝達式で、和歌山海上保安部の福山孝輝(ふくやま・こうき)部長が寒川さんの妻の悦子さん76歳と木村さんにそれぞれ表彰状を伝達しました。

悦子さんは、「夫は正義感のある人でした。表彰をきっと喜んでいると思います。今でも夫が帰ってくる気がして玄関にスリッパを置いたままにしています」と話していました。また、木村さんは「一生に一度あるかないかの経験で、無我夢中だった。寒川さんは実直で親分肌で、本当に残念。これからも安全第一で海に出たい」と話していました。