和歌山市の濁水で市長、広報の遅れを陳謝(写真付)

2018年06月04日 20時04分 ニュース, 社会

和歌山市南部の地域で、先月(5月)水道水に濁りが発生した問題で、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長はきょう(4日)の記者会見で市民への広報が遅れたことなどを陳謝しました。

会見する尾花市長

和歌山市では先月28日の夜から30日にかけて、南部の9つの地区で水道の水が濁り、およそ3万5000世帯の8万2000人に影響が出ました。

原因は、浄水場から配水池へ水を送る際、委託業者が遠隔操作を誤り、通常のおよそ3倍の水を入れたことで配水池の底に溜まった錆などの堆積物が巻き上げられたためと見られています。健康被害などの報告はありませんでしたが、市民からは、原因や安全性などについて苦情や問い合わせが相次ぎました。

これを受けて尾花市長はきょうの記者会見で「水が安全なのか、飲んでも良いのかどうか慎重になりすぎて広報が遅れ、市民に迷惑をかけた」と陳謝しました。その上で、「今後は再発防止をはじめ、積極的にマスコミに広報するなど、早期に正確な情報を発表するための体制を見直したい」と話しました。

市は今後、給水車を出すなどの対応にかかった費用や飲食店などが営業できなくなった補償などについてまとめ、委託業者に賠償を請求する方針です。