和歌山盲学校で鮎つかみ、100周年で100匹増量(写真付)

2018年06月15日 20時47分 ニュース, 社会

目の不自由な子どもたちが学ぶ和歌山県立和歌山盲学校できょう(15日)、鮎つかみの体験会が行われ、児童らが夢中になって鮎を追いかけました。

元気いっぱい鮎をつかむ子どもたち

このイベントは、目の不自由な子どもたちにこれから夏場にかけて旬を迎える鮎に触れて形や手触り、大きさを実感してもらおうと県立和歌山盲学校が、紀の川市で養殖鮎の放流を行っている県・内水面漁業協同組合連合会の協力を得て行ったもので、ことし(2018年)で5回目です。きょう午前10時半から、和歌山市府中の和歌山盲学校で行われた鮎つかみには、1歳から中学2年生までのおよそ20人が参加しました。

盲学校の玄関前に設置された仮設のいけすには、ことし盲学校が県立に移管されて100周年を迎えたのにちなみ、例年より100匹多いおよそ250匹の鮎が放たれました。裸足になっていけすに入った児童らは、素早く泳ぐ鮎を夢中になって追いかけ、素手でつかむと歓声を上げて喜んでいました。月に1回程度、盲学校に通っている新宮市の小学6年生、岩上航くん11歳は「鮎はぬるぬるして生臭かったです。去年よりうまくできて10匹以上つかめました」と嬉しそうでした。

県・内水面漁業協同組合連合会の佐古充(さこ・みつる)さんは「すばしっこい鮎をみんな上手に捕まえていてびっくりしました。魚に触れ合うことで自然や生き物の大切さを感じてほしい」と話していました。また、和歌山盲学校の坂口勝弘(さかぐち・かつひろ)校長は「目が見えにくい子どもたちにとって、実物を触って形や重さ、手触りを理解することが魚のイメージになる。3年前は怖がっていた子がきょうは積極的に鮎を追いかけていて、体験の大切さを感じました」と話していました。

つかんだ鮎は、炭火で塩焼きや蒸し焼きにされ、子どもたちは自分たちの手でとった鮎を美味しそうに味わっていました。

つかんだ鮎は塩焼きや蒸し焼きに