貴志川線に動物愛護のラッピング電車が登場

2018年06月18日 19時34分 ニュース, 交通, 社会

和歌山電鐵貴志川線(きしがわせん)に、動物愛護をPRするラッピング電車が登場し、初日のきょう(18日)午後、和歌山市の伊太祈曽(いだきそ)駅で出発式が行われました。

これは、東京の公益財団法人「日本動物愛護協会」が、猫の駅長で世界的に有名な和歌山電鐵貴志川線に、動物の殺処分を減らすためのPRを申し入れ、きょうから3年間にわたって、貴志川線に動物愛護をPRするラッピング電車を走らせる契約を結んだものです。

ラッピング電車は2両1編成で、車両の前面や側面に、岡山県倉敷市(くらしきし)出身のイラストレーター・ボンボヤージュさんによる犬や猫のかわいらしいイラストとともに「守ろう!小さな命」という標語がデザインされています。

また車内には、日本動物愛護協会による動物の殺処分防止や、動物を棄てないよう呼びかけるポスターが掲示されています。

きょう午後1時ごろ、伊太祈曽駅のホームでラッピング電車の出発式が行われ、日本動物愛護協会の廣瀬章宏(ひろせ・あきひろ)事務局長や伊太祈曽駅駅長で三毛猫の「よんたま」らが、第一便となる和歌山行きの電車を見送りました。

日本動物愛護協会によりますと、2016年度、全国の動物愛護センターには11万3千頭あまりの犬や猫が持ち込まれ、このうち5万5千頭あまりが殺処分されました。

原因は、ペット禁止住宅での飼育や、子どもが増えたこと、近隣からの苦情などで、協会では「ラッピング電車が悲しい事態を減らすきっかけになれば」と話しています。