【地震情報・18:00現在】 大阪北部で震度6弱 被害と影響

2018年06月18日 19時41分 ニュース, 社会, 防災

きょう午前7時58分頃、大阪府北部を震源とする地震があり、大阪市などで震度6弱、和歌山県内でも震度3を観測しました。和歌山放送では、生放送に割り込む形で緊急地震速報が流れ、地震の発生に備えるよう伝えました。

気象庁によりますと、震源地は大阪府北部で、震源の深さはおよそ13キロ、地震の規模を示すマグニチュードは、6・1と推定されます。

最大震度は、大阪市や高槻市、枚方市や茨木市などで震度6弱、和歌山県内では、海南市や橋本市、田辺市中辺路町や新宮市熊野川町などで震度3、和歌山市やかつらぎ町、御坊市や那智勝浦町などで震度2、印南町、田辺市龍神村、白浜町などで震度1が観測されました。

和歌山県内の14の警察署と県内17の消防局や消防本部によりますと、地震による被害の報告は入っていないということです。

一方、県外では、大阪府で3人が死亡したほか、京都府や兵庫県なども含めて200人以上がけがをしました。

大阪府の災害対策本部などによりますと、大阪府高槻市の小学校でプールのブロック塀が40メートルほどに渡って道路側に倒れ、この小学校の4年生で9歳の女の子が巻き込まれて死亡しました。

また、大阪市東淀川区で80歳の男性がブロック塀の倒壊で死亡したほか、大阪府茨木市の住宅では、85歳の男性が本棚の下敷きになり死亡しました。

総務省消防庁によりますと、大阪府のけが人はあわせて175人で、兵庫県、京都府、滋賀県、三重県のけが人を含めると、今回の地震によるけが人は、あわせて200人以上となっています。

和歌山県内の交通機関については、JRと南海電鉄の列車が全面的に運転を取り止めていましたが、南海は、地震発生から1時間半後に順次、運転を再開し、JRも、阪和線以外は、すべて運転を再開しました。

ただ、紀勢線の特急くろしお号は、和歌山と新大阪・京都間の運転を終日、取り止める予定で、和歌山から新宮方面への折り返し運転が続いています。和歌山線の五条~橋本間も終日、運転を見合わせています。

JR和歌山駅では、朝の通勤通学時間帯と重なって多くの利用客が足止めとなり、駅員に状況をたずねたり、しきりに携帯電話で連絡をとったりする人の姿が多くみられました。御坊市から大阪の高校へ通う途中の2年生の女子生徒は「8時過ぎに学校へ到着する予定でしたが、和歌山で電車が止まってしまいました。携帯電話を持っておらず、学校にも家族にも連絡が出来ない状態です」と不安そうに話していました。

奈良県の妹の家に行く途中だった和歌山市の女性は「出かける身支度をしていたところ自宅で横揺れを感じ、危険だと思って神棚を下ろしました。きょうは予定を取りやめて、引き返します」と驚いた様子で話していました。

一方、南海電鉄も一時、全線で運転を見合わせました。南海和歌山市駅では、駅員が構内放送で運転見合わせを繰り返しアナウンスし、利用客らが不安そうな表情で聞き入る様子が多く見られました。京都へ行く予定だったという男性は「JR阪和線も運転見合わせで、振り替え輸送も無い状況で困っています」と話していました。

和歌山と徳島を結ぶ南海フェリーは、湾岸線を含む阪神高速が午後1時まで通行止めとなったことから、う回しようとするマイカーやトラックで混雑しました。

高知県に住む親類の葬儀に参列するという、大阪府河内長野市の男性は「阪神高速が全線通行止めになっているので、南海フェリーで行くことにしました。自宅は無事でしたが、驚きました」と話していました。

また、この地震の影響で、電車で通学する児童が多く在籍する智弁学園和歌山小学校では、休校の措置をとることを決め、保護者向けの一斉メールで伝え、児童の安否確認を行いました。公立の小中学校や高校では、通常通りの授業が行われました。

今回の地震の特徴や今後の見通しについて、和歌山地方気象台の森岡伸夫(もりおか・のぶお)地震津波防災官は、「今回は、熊本地震や兵庫県南部地震のように、陸域で起こった震源の浅い地震で、地震によって震源の近くで塀が倒れたり家がつぶれたりします。今後、1週間程度は、今回と同じ震度6弱程度の揺れに注意が必要で、さらに2~3日の間は、今回の規模より大きな地震が発生する可能性があり、警戒が必要です」と呼びかけています。

また、今回の地震を受けて、私たちが心がけることについて、「地震はいつ来るかわからないので、例えば、家の耐震を高めたり、家具の多いところでは寝ないようにするなど、普段から考えられる対策を取っておく必要があるし、今回の緊急地震速報にきちんと対応できたかどうかも振り返ってほしい。今回は、大阪が震源でしたが、和歌山にも中央構造線の断層帯があり、いつ起きてもおかしくない状況です。あすは我が身と思って地震対策を進めてほしい」と訴えました。