和歌山市議がグリーン車料金支給巡り市を提訴(写真付)

2018年06月27日 20時01分 ニュース, 事件・事故・裁判, 政治, 社会

新幹線などを利用する議員に自治体が一律でグリーン車料金を支給するのは実際にかかった費用と差額が生じた場合、議員の不当利得にあたるとして、和歌山市議会議員がきのう(26日)市を相手取り、差額の返還ができるよう求める裁判を起こしました。

会見する林議員

訴えを起こしたのは、和歌山市議会・日本維新の会の林隆一(はやし・りゅういち)議員です。林議員は去年10月、同僚の山野麻衣子(やまの・まいこ)議員と岐阜県を視察した際、特急列車や新幹線の普通指定席を使って往復しましたが、事前にグリーン車に乗らないことを伝えていたにも関わらず、市からは、グリーン車を利用した場合の旅費を支給されました。

林議員は、2人分の差額あわせて1万3000円の返還を申し出ましたが、市から「公職選挙法が禁じる寄付行為に当たる」として受け取りを拒否されたということです。このため林議員が市に対し、差額を不当利得として議員に返還請求するよう求めたものです。

地方自治法に基づく市の条例では、議員の旅費について、市長などと並び一律でグリーン車料金を支給することが定められていますが、林議員は「一律に定額支給することは税金の無駄遣い。訴訟を通して、旅費や宿泊費などをすべて実費支給とするよう条例改正に繋げたい」と話していました。

和歌山市はこれまでの議会で、グリーン車料金の一律支給の理由について「移動による疲労の軽減」などを理由に挙げていて、今回の訴えについては「現段階ではコメントすることはない」としています。

また、林議員によりますと、議員の旅費は事前に支給され、事後に領収書などを提出することもないため,「いわゆるカラ出張をしてもわからない仕組みになっているのが実情」だということです。