紀の川市の贈収賄、元市職員らに有罪判決

2018年06月27日 20時03分 ニュース, 事件・事故・裁判

紀の川市が発注した水道管の修繕工事を巡り、業者に便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、収賄などの罪に問われた元・紀の川市職員の男と、贈賄の罪に問われた土木会社社長の男に対する裁判で、和歌山地方裁判所はきょう(27日)2人に、いずれも執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。

収賄などの罪に問われたのは、紀の川市の元職員、上筋英司(うえすじ・えいじ)被告56歳です。また、市内の土木会社「ミナミデ工業所」社長の南出静男(みなみで・しずお)被告76歳は贈賄の罪に問われました。

判決によりますと、上筋被告は、市の水道工務課の課長補佐だった去年(2017年)3月から11月の間に、紀の川市が発注した水道管の修繕工事を「ミナミデ工業所」が優先的に受注できるよう便宜を図った謝礼として、南出被告から現金あわせて35万円を受け取るなどしました。

きょうの公判で武田正(たけだ・ただし)裁判長は上筋被告について「借金返済のため優先的に工事を発注し、賄賂を受け取った。公共工事の信頼を大きく損なう行為だ」と指摘した一方、懲戒免職処分などの社会的制裁を受け反省していることを踏まえ、懲役2年6か月、追徴金35万円の求刑に対し、懲役2年2か月、執行猶予4年、追徴金35万円の判決を言い渡しました。

また南出被告については懲役10か月の求刑に対し、懲役10か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。