【台風20号】影響のまとめ

2018年08月24日 18時52分 ニュース, 交通, 社会, 防災

台風20号は、きのう(8/23)午後9時頃、徳島県南部に上陸したあと、瀬戸内海を進んできょう午前0時頃に再び姫路市付近に上陸し、北上して日本海に抜けました。和歌山県には、昨夜9時頃、最も接近し、猛烈な風が吹き、雨が降りました。

和歌山市の友ヶ島では、最大瞬間風速が、昨夜11時過ぎに52・3メートルを観測したほか、白浜町の南紀白浜で43・7メートル、和歌山市でも41メートルを観測しました。

古座川町では、昨夜10時過ぎまでの1時間に観測史上最も多い89・5ミリの猛烈な雨が降ったほか、田辺市龍神では、22日の降り始めからきょう午後5時までの雨量が478ミリとなりました。

この大雨を受けて、新宮市熊野川町日足(ひたり)では、熊野川が氾らんし、住宅など3軒が床上浸水しました。

現地には、新宮市の田岡実千年(たおか・みちとし)市長が訪れ、復旧に全力を挙げる考えを示しました。

また、田辺市によりますと、本宮町の世界遺産「つぼ湯」では、湯船を覆う建物が浸水して傾き、利用できなくなっているほか、同じ本宮町の「わたらせ温泉」でも駐車場に土砂が流れ込んだということです。

県によりますと、このほか、すさみ町や上富田町、御坊市などでも住宅の床下浸水や一部破損などの被害が確認されています。

また、道路が通れなくなるところも相次ぎ、紀勢道で通行止めの交通規制が行われたほか、国道42号や国道311号など県南部の幹線道路を中心に、道路の冠水や土砂崩れがあり、一時、通行止めになりました。

田辺市や古座川町など7つの市と町の一部では、あわせておよそ8900世帯・1万8千人余りに避難指示が出されたほか、かつらぎ町や北山村など11の市町村で避難勧告が出され、自主避難を含めておよそ1500人の住民が、避難所などで夜を明かしました。

また、県内では、今朝、自転車に乗っていて倒れた木に接触し頭などを打って軽いケガをした和歌山市の30歳の女性を含め、昨夜からけさにかけて田辺市、有田市、美浜町であわせて5人が、強風のため転倒するなどして軽いけがをしました。

このほか、和歌山市を中心に、有田川町や串本町など県内各地で停電が発生しました。

交通機関にも大きな影響がでて、JRは、きょうも終日、新大阪や京都と新宮・白浜を結ぶ特急くろしおが運転をとりやめていますが、きのうから一部の区間などで運行されていなかった阪和線やきのくに線など、そのほかの列車については、きょう午後4時半までに、すべての路線で通常通りの運転となりました。

南海電鉄も、加太線などがきょうの始発から運転をとりやめていましたが、午前8時半までにすべて運転を再開しました。

一方、台風の影響で欠航している南海フェリーは、きょうも上下8便まで欠航します。午後9時40分・和歌山港発の下り9便と午後9時50分・徳島港発の上り9便から通常通り運航します。