台風20号・仁坂知事「局所的に大きな被害」

2018年08月28日 19時00分 ニュース, 政治, 防災

大雨による河川の氾らんで、紀南地方を中心に多くの浸水被害をもたらした台風20号について、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「範囲は極小的だったが、局所的には紀伊半島大水害を超える被害が出た」と述べ、被災カ所の復旧を急ぐとともに、川底を更に深くするなどの対策を行う考えを示しました。

県が、きのう(27日)現在でまとめたところによりますと、県内での台風20号による被害は、暴風で転倒するなど5人が軽いケガをしたほか、大雨や川の氾らんで住宅72棟が一部損壊、53棟が床上浸水、78棟が床下浸水しました。

また、土砂崩れや道路の通行止めが相次いだほか、田辺市本宮町(ほんぐうちょう)の川湯(かわゆ)温泉では、大塔川(おおとうがわ)の氾らんで旅館やホテルが浸水するなど、商業施設や製造業あわせておよそ130件で、14億円の被害が確認されています。

仁坂知事は、2011年9月の紀伊半島大水害と今回の台風20号の被害を比較し「範囲は極小的だったが、川湯や古座川(こざがわ)流域など、局所的には紀伊半島大水害を上回る被害となった」と所見を述べたうえで「川底をもっと深くするなど、災害防止対策をもっとしっかりしないとまずい」と話しました。

また仁坂知事は、田辺市本宮町川湯の避難指示への切り替えが深夜になった事にも触れ「基準に合わせると間違いでは無いのだが、夜中、安全に避難出来るかは自治体も判断が難しいと思う」と話し、避難情報発表のタイミングを改めて検討する考えを示しました。