和歌山県総合教育会議(写真付)

2018年08月31日 20時15分 ニュース, 政治, 社会

和歌山県の学力や学習習慣などについて、県の行政と教育委員会のトップや教育委員らが意見を交換する、今年度(2018年度)の和歌山県総合教育会議が、きょう(31日)午後、和歌山県庁の北別館で開かれました。

きょうの会議の模様(8月31日・和歌山県庁北別館)

会議には、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事と県教育委員会の宮下和己(みやした・かつみ)教育長ら幹部のほか、県教育委員5人全員が出席しました。

きょうの会議では、事務局からことし(2018年)の全国学力テストの結果が報告され、小学校は、2014年に全国最下位、去年(2017年)が21位だった国語Aと、おととし(2016年)19位、去年17位だった中学校の数学Aが、ことしはいずれも10位と改善しました。

この中で、文章の読解力や思考力を問われる問題に課題が残されている点について、関守研吾(せきもり・けんご)委員が「教諭だけの課題ではなく、親の読書習慣の不足も大きい」と指摘したほか、佐藤律子(さとう・りつこ)委員が「家庭での読書習慣に加えて、学校司書の充実もお願いしたい」と述べました。

仁坂知事は「これこそコミュニティ・スクールの課題で、地域を通じて保護者らに読書を働きかけたり、教師も子ども達に何か1冊の本を1週間かけて熟読させてみてはどうか」と提言しました。

またきょうは、特別支援学校の高等部の卒業生の進路保証などについても話し合われ、沼井健次(ぬまい・けんじ)委員は「コミュニティ・スクールで地元企業の知恵も借りながら、将来の選択の幅を広げられるような新しい作業学習を考えてはどうか」と提言したほか、桑原義登(くわはら・よしと)委員は「お互いが当たり前の存在となるべく、健常者と障害者の触れあいがより求められる。発達障害者については普段の学習に加え、あいさつなど生活面の訓練も重要になる」と述べました。