大石順教の口筆作品展、九度山町の紙遊苑で

2018年10月14日 16時23分 ニュース, 社会

両腕を失いながら口に筆をくわえて書画を描き、障害者の支援にも尽力した尼僧、大石順教(おおいし・じゅんきょう)の生誕130年を記念した遺墨展(いぼくてん)が、九度山町の紀州高野紙(こうやがみ)伝承体験資料館「紙遊苑(しゆうえん)」で開かれ、訪れた観光客らが熱心に見入っています。

1888年、大阪で生まれの順教尼(じゅんきょうに)は、17歳の時に養父(ようふ)が起こした殺傷事件に巻き込まれ、両腕を失います。しかし、口で筆をくわえて、文字や絵を書くことができることに気づき、書画の修行に全霊を傾け、口筆(こうひつ)の「般若心経(はんにゃしんぎょう)」が日展(にってん)に入選するなど、高い評価を受けるようになります。

遺墨展では、順教尼の書や絵画など、30点を超える作品が展示されています。入場は無料で、今月(10月)21日までです。